もふもふTAKURAMIブルワリー

84世代、新卒で10年勤めた会社を退職し、発酵醸造の道を歩み出した“ふぁーびー”のブログです。発酵はもちろん、生き方・キャリア・子育て・NPO…様々なテーマについて気ままに綴っていくブログです。

とっとりたび epi.1

はい!おはようございます!
ふぁーびーです!

f:id:mofux2takurami-brewery:20150930081308j:plain

●つながる力
最近、自分は運がいいというか、強いというか、ご縁にも引き寄せられたり、そこでぐっとつながれたり、これ、セレンディピティって言うんでしたっけ??
そんな能力を持っていることに気づきました☆
先日の“とっとりたび”でも、実は友人にもらった言葉「つながる力」。
これは自分にはないと思いこんでいた武器かもしれませんね。

さて、ep.1森のようちえん、さあ、いってみよー!

森のようちえん まるたんぼう
http://marutanbou.org


●はじめての鳥取、智頭町。
朝は6時に家を出発し、10時開始の森のようちえん入園説明会に向かいました。

遠いようで近かった鳥取
近づいていく度に、緑が、山が、森が、どんどん深くなっていきます。
(途中“西粟倉村”もすごく行きたかったんですが、今回は通過。次回はぜひ。)

町の紹介にも書いてあった“94%の森林”に囲まれた智頭町。
その町の観光協会の2Fが今回の会場でした。

f:id:mofux2takurami-brewery:20150930081338j:plain

向かうとそこには、すでに、何組かのファミリーがおられ、子どもが遊べるスペースでは、きゃっきゃと可愛い声が。

迎えて下さったスタッフの方に「京都から来た者です」と伝え、『わざわざ京都からー!』と驚かれながら、ついに“森のようちえん まるたんぼう”の説明会が始まりました。

●森のようちえんの概要説明
森のようちえんは、ご存じの方も多いと思いますが、元々はデンマークではじまり、北欧を中心に発展してきた、“非施設型”の幼稚園です。
『園舎がない、玩具がない、日課がない』という3つの特徴があります。
日本でも全国に幼児の野外活動が主体の様々な活動を総称した“森のようちえん”が数多く存在しています。

●しなやかな体と心を育みます
詳しくは書ききれないのですが、一言で言えば“デンジャラス感満載”です。
まるたんぼうでは、9ヶ所のフィールドで活動されていますが、どれも都会の公園のアスレチックが可愛く見える、圧倒的な規模感、存在感。

うちの娘が大好物な匂いがプンプンしました。こう、挑戦したくなるというか、あの先に行ったらどうなるんだろう、というワクワク感。
子どもたちの感性に訴えかける自然界。

お弁当を持たせる日もあるのですが、“少なめ”にするのがいいそうです。足るを知る、ということもあるのですが、むしろ子どもたちは行く道の先々で木の実を見つけては食べ、食べ、食べる。
この観察力には、日頃の子育ての中でも目を見張るものがありますが、子どもたちの嗅覚、恐るべしです。
お腹いっぱいでは眠くなるだけですからね(普段の私か)。

人間には到底作り出せない“ゆらぎ”。
毎日表情を変える森の中で、子どもたちは自分たちで小さな社会をつくります。

そんな彼ら彼女らの育ちを“信じて待つ”。
大人は観察者であり、共感者である。
基本姿勢として“危ない、汚い、ダメ、早く”は禁句。
もちろん生活上のマナーや命に関わるような場面ではしっかりと接しますが、そこにはただ一方的に指導するのではなく、“自身で気づく(考える)ように促す”。

子どもたちは、心身共に、たくましく、しなやかに、成長していくそうです。
今の時代、“レジリエンス”が求められる中で、どんな環境の中であっても生き残っていけるようなある種のサバイバル能力、というと大袈裟ですが、そんな武器を子どもたちは自らがつくり出す“遊び”の中で磨いているようにも感じました。

●自然の中で遭遇するリスクについて
また、そうした環境下ですので、やはり、怪我をする場面もあります。6年間で5回、病院のお世話になったそうです。ただいずれも、園としての経験値がまだ積み上がっていない中で起こったということで、現在はしっかり予防策や対策を練り、備えておられます。
それでも、相手は生き物です。
完全に危険を排除することは不可能です。
その辺りはもし預けられる場合は親自身も理解をする必要があります。
それでも、積み上げてきた経験の中で、お散歩ルートにおける蜂の巣対策を含め、命に関わるリスクを最小限に抑えられておられるようでした。

●その他色々
森だけではありません。
里道、雪山、田畑、古民家、ツリーハウス、キャンプ場、川、砂丘!その全てが子どもたちの“園舎”。園舎はないですが、まさに文字通り、町全体が育ちの場なんですね。(ちなみに避難所的な意味合い、調理するためのキッチンなどを擁した小屋はあります)
毎日が野外活動。それが日常。
押さえつけない環境。
(なんかどうしてもラップになる笑)
1日のスケジュールはこんな感じ。

f:id:mofux2takurami-brewery:20150930081412j:plain

おさんぽ。ごはん。じゆうじかん。
仕切られていない、開放感。
でも子どもたちは自分たちなりの秩序を形成していきます。
助け合ったり、時にはぶつかったり。

そして、何より、保育(託児)があることが共働き世帯には衝撃でした。
しかもコストは現在の半分とはいかないまでも感覚的には『そ、それでいいんですか!?』。
正直言ってそれだけでも魅力的でした。
現実。。。
制度変わりましたもんね。
うちは世帯年収下がったのに保育料あがりました。

●さいごに言い訳
ここまで綴ってきましたが、自分の文章力のなさを痛感するとともに、文字だけでは無理だなって感じです。途中スライドを交えた説明ももちろんたくさんあったので、ご興味ある方はこちらを。

www.amazon.co.jp


とにかく、私が京都から直接聴きに行った価値が、本当にありました。
今度は家族みんなで訪れたいです。
それが移住なのかどうかはわかりませんが…

詳しく聞きたい方はまたお会いしたときにぜひ。汚い字のノートもお見せします(笑)

それでは今回はこの辺りで!