もふもふTAKURAMIブルワリー

84世代、新卒で10年勤めた会社を退職し、発酵醸造の道を歩み出した“ふぁーびー”のブログです。発酵はもちろん、生き方・キャリア・子育て・NPO…様々なテーマについて気ままに綴っていくブログです。

日本の法律の範囲内でビールを自家醸造してみた結果。

おはようございます、ふぁーびーです。

 

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先日自宅でビールを初めて造ってみたのですが、何せ初めてなものですから、
はたしてこれが成功したのか、少なくとも失敗しなかったのかどうか、わかりません。もちろん自分で飲んでみましたし、周りの人にも飲んでもらいましたが、みなさんお世辞だとは思いますが、「飲めるよ」「割と美味しかった」と言って下さります。

 

ということはおそらくひどい失敗は起こさずに、ある程度、酵母たちが「発酵」してくれたのだなとホッと胸はなでおろしはしたのですが…。

個人的には全然物足りなかったのです。

 

それもそのはず…

 いわゆる「クラフトビール」の魅力に取りつかれ、ネットで注文しては取り寄せたり、会社帰りにリカーショップに寄ったり、何かにつけてクラフトビールを置いてあるお店に飲みにいくようにしたりする中で、完全に舌がイってしまっていました。

 

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京都醸造の一意専心@BEER PUB TAKUMIYAさん

 

特にIPAというジャンルに始まり、いわゆる「エール」タイプのビールばかり飲んでいたため、「ホップの強烈な香りと苦み」に慣れてしまっていたのです。

造ったビールも「ドライラガー」というモルトエキスを使ったのですが、投入したイーストは「エール」タイプ。ですが、ホップを別で煮たりしたわけではなく、ただレシピ通りに造っただけだったから?か、苦みが全然足りていませんでした。むしろ甘い?
しかしながら、先日「アサヒスーパードライ(瓶)」という日本を代表する「ピルスナー」タイプのビールを飲んだところ、同じような味に感じたのです。あれ?

 

恐れ多くも国内メーカーの中でも最大手の「アサヒビール」と同じ味なわけがない、ってかアルコール度数も全然違う(私のは1%未満です)と思いながらも、もうあまり以前ほど飲めなくなってしまったようなのです。
あの喉ごし、キリッとした味わい。あの感覚を味わうことができた「自分の味覚」はどこへ行ってしまったのか、と。

 

…とりあえず、こうした話題すらあまり周りでは相談できる人も少なく、クラフトビールを飲んでいる、というだけで「へーそれおいしいの?」という感じです。まだまだ知る人ぞ知る、未開拓の部分が多いのかなと。なので、できたら今後は少しでも一緒に味わってくれる人を増やしていきたいのと、今度取り寄せた自家醸造第2弾に取り掛かり、自分も満足できるビールを造っていきたいと思います。

 

ビールキットA〜F_アドバンストブルーイング(手作りビールキット)

 

今度のは「ホップバースティング」という方法で造る「ペールエール」だそうです。はたしてアルコール度数というかそもそも濃度が薄いビールになっちゃうのでは?美味しいビールを日本の条件で造れるのか?という疑問がありすぎるのですが、とりあえず「香り」で攻めてみたいと思い、今回の選択になりました。

 

ビール作りの道具セット_アドバンストブルーイング(手作りビールキット)

 

キットも前回のポリ袋ではなく、割としっかりしたキットを注文しました。

きっと前よりもいいものが造れるはず!(いいキットだけに)
年末年始はまたホームブルワ―(※)になります!

 

それでは!

 
※ちなみに、日本国内で度数1%以上のアルコール飲料を作ることは酒税法上認められておりません(涙)免許要りますし、個人では取得は到底不可能なので、私は説明書に記載の「日本国内での作り方」に基づき、法律の範囲内で醸造しています!