やりたいこと探しの罠、そして発酵は恋ダンス?
最近しなくなった2つのこと。
「やりたいこと探し」
「他人と比べて落ち込むこと」
昔から私のことを知っている方からしたら『え?!あのふぁーびーが?!』
と驚かれることかと思われます。
なんてったって、この私自身が一番戸惑っているのかもしれません。
昨年の9月から「これは私の人生ではないのではないか?笑」と疑うほど、気持ちが少し上滑りしているような、くすぐったいような感覚です。
というわけで、今回は「やりたいこと探し」について。
「やりたいこと探し」の罠
私は小さい頃からずっと、やりたいことというものは道に落ちていて、それをいかに見つけ出して拾うのか、と思いこんでいました。
しかし、どうやら違ったようなのです。
というのも、人によっては探すのは探すのかもしれませんし、もしくは「恋」に似たような感覚かもしれませんが、「やりたいこと」というのはまだ自分が認識する以前にすでに「私がやりたいゲージ100%」の状態でそこにあるわけではない、と言い換えるとわかりやすいかもしれません。
これはどう定義するのか、それぞれの考え方によるでしょう。私はそう思っていた、それだけです。
つまり、自分流に分析すると、ある意味で「やりたいこと(やりたいゲージ100%)」が落ちているのではなく、「ん?これは何だろう、よくわからないけど、惹かれる、でもこれが(一生を懸けて)やりたいことはわからない、けど」みたいな状態のものに出会う所から始まり、その不確かな気持ちを元にそのよくわからないものに関する事を「育てる」「重ねる」「行動し続ける」ことで「やってみたいこと(Challenge)」に成長させていくものなのではないかな、と。
やっぱり恋?
やってみたいゲージをこの2年間で徐々に上げていった、と。
最近何でも例えすぎ、と怒られるのですが、まさに「発酵」という現象ではないでしょうか。(つまり発酵も恋も同じといえますし、ある意味じっくり関係を紡いでいくこと、そして発酵する化学反応はまさに恋ダンス!?←言いたかった感強い)
実は先日今までの米味噌だけでなく、玄米麹による味噌を初めて仕込んだのですが、教えてもらった方によると“2年”は寝かせると。
2年待っている間に旨みや甘みが麹の持つ分解酵素によって生み出されていき、美味しいお味噌になる。何か外部から人工的に発酵助剤を入れて無理やり変容させるのではなく、自然発酵により、徐々に出来上がっていく。
それにしても2年もあったら、人間の方が色々あって環境や自分自身が変容してそう、って思いました。関係ないですが、味噌仕込むことってタイムカプセル埋めるみたい。今の自分たちと向き合い、未来へ想いを馳せる。
これは僕の感覚もそうでして。
— ふぁーびー (@takurami_furby) 2017年2月26日
てか先週仕込んだ玄米麹の味噌、美味しく頂こうとすると開けるの2年後位らしく。2年後、って人間である僕の方もどう熟成してるか分かんない。ワクワク。 https://t.co/FM5CFKU4Hw
この、時間をかけて向き合うということ。奇しくも私の場合、それが「発酵」だったわけですなんですね。人生よくできてます。
このことについては昨年書いたエントリー
【謹賀新年】 30年間やりたいこと探しで消耗してきた人がついに見つけた「突破の仕方」 <後篇> - もふもふTAKURAMIブルワリー
にも少し経緯を載せています。
きっかけが何になるかなんて、誰にも分かりませんよね。
少なくとも妻に出会っていなければ、今の私はここにはないわけです。
結論は、これですね。
やってみたいゲージを発酵させよう!
そう、ただ恋に落ちればよいのです!
考えるな、感じろ!
ん?ふと気づいたのですが、この前書いたエントリーにも通じますね、これ。
http://mofux2takurami-brewery.hatenablog.com/entry/2017/02/26/110403
それにしても1人では決してたどり着けなかったですよこれ…本当に周りの方たちに感謝しかありません…!
またこれについてはじっくりと伝えていきたいですね。
それではまた!